• 秋月 偲希

【いびつな星】

少しいびつなカタチをした星が夜空にいました

その星は自分のカタチが気に入りません

なんて不格好なんだろう

周りの星たちもいびつなカタチの星をみては

なにやらコソコソと話しています

心がざわざわして、思いっきり輝くことをしようとはしません


あるとき、いびつなカタチをした星は行動にでました

この尖がりすぎているところがいけないんだ!

そう思い、尖がっている角を惑星にぶつけて壊していきました

そして、すべての角をなくしていきました

何度も惑星にぶつかって、何度も痛い思いをしながら…


するとどうしょう

何も特徴がないまん丸な星になってしまったのです

他の星たちは、その星をみても何も言わなくなりました

どの星にも見向きもされないようになりました

あるとき、星たちが話している会話が聞こえてきました

「あの奇抜でかっこいいカタチをした星さんどこにいったんだろうね」

「個性的で素敵だったのに」


まん丸になってしまった星は、惑星に落ちてある

砕けた自分のかけらをじっと見つめました