• 秋月 偲希

【みんなが好きな真っ白くん】

真っ白くんがいた


小鳥ちゃんがいった

「わたしは歌うことができるのよ」


真っ白くんは小鳥ちゃんを褒めた

「素敵な歌声。ぼくは人を喜ばすことなんてできないや」


小鳥ちゃんは飛んで行った


えんぴつくんがいった

「ぼくはたくさんの絵や文字をかくことができるんだ」


真っ白くんはえんぴつくんを褒めた

「素敵な才能だね。ぼくは人を感動させることはできないや」


えんぴつくんはどこかへいった


お花さんはいった

「わたしは色とりどりでみんなの心を癒せるの」


真っ白くんはお花さんを褒めた

「とても綺麗だね。ぼくは癒すことはできないや」


真っ白くんはなにかになりたかった

だれかのために


「ぼくはここにいるよ」


みんなは知ろうとしてくれなかった


いいところばかりで弱いとこをしられるのが嫌だから


みんな、きっと怖いんだろうね

だから浅くてもろいんだろう