• 秋月 偲希

【バケツのなか】

醜い心のバケツ



真っ黒の水がはいったバケツ



君と出会い



綺麗な色の水がはいってきた



一滴、一滴…



君の存在なんて、これぽっちのものだと思ってたのに



一滴、一滴がいつのまにか いっぱいに



醜い真っ黒の水が 少しずつ薄まっていく



底なんてみることができなかった僕のバケツ



少しずつ、みえてきた



こわい、



なにがあるかわからない 僕の底



君からの一滴、一滴で



黒が薄まった水、みえた底



ぼくのそこには、なにもなかった



そのかわり、綺麗な水がバケツに残った