• 秋月 偲希

【花を咲かせたおじいさん】

大きな木にたくさんの花を咲かせた


ふたりのおじいさんがいました


口が「へ」の字のおじいさんと


口が「ひ」の字のおじいさん


ふたりのおじいさんは大切に その木を育てました


そうすると、花から果実に変わりました


その果実はとても甘くて美味しく、みんな欲しがります


口が「へ」の字のおじいさんは


「自分で育てた木なんだ!全部、わしのものだ!」


と言いました


そういって、全部自分で食べ尽くしました


いっぽう、口が「ひ」の字のおじいさんは


「太陽や雨、たくさんのもののおかげで果実ができた」


そういって、みんなと分けあい 少しずつ食べ、果実は種に変わりました


その種をたくさんの人に配り、


「ひ」の字の口のおじいさんの近くには


たくさんの綺麗な花を咲かせた木が育ちはじめました


「へ」の字の口のおじいさんの木には、


花も咲かなくなり、木も枯れていきました