• 秋月 偲希

【骨のない猫】

あるところに明るくておしゃべりな猫がいました


その場の雰囲気をパっと明るくする可愛らしい猫です


たくさんの友達に囲まれていました


ヒョウさんのことが好きで、たくさん甘えてはヒョウさんと仲良くしていました


ヒョウさんが


「狩りに行こうか」というと


したこともないのに


「行きます!」といいます


いざ、行こうとすると


「今日は足の調子がわるくて...」となかなか行きません


ヒョウさんが


「ハイエナは何もしないのに横取りする最低なやつだ」というと


猫はハイエナのことを知りもしないのに


「ハイエナは本当、最低なやつなんだ」と友達におしゃべりします


ヒョウさんが


「これをみんなでやってくれないか?」というと


猫は仲間をあつめ、


「まかせてください!」といいます


フタをあけてみると、仲間のひとりにまかせ自分は頑張ってるフリ


ほかの仲間が


「これは実現が難しそうだ」というと


「こんなのできるはずない、やめてしまおう」といいます


そんなことをしていくうちに、いつの間にか背骨が


ひとつずつなくなっていき、ぐにゃぐにゃになっていきました


得体のしれない猫


猫なのかもわかりません