• 秋月 偲希

【ものさし】

ある日、散歩をしていると、1匹のアリさんと出会った


そのアリさんは大勢の働きアリさんの列にはおらず

1匹で歩いていた


「どうして、君はみんなと一緒に働かないの?」


アリさんはこたえた


「どうして、みんなと一緒に働かないといけないのかい?」


そして、アリさんはペロペロキャンディのような

カラフルなものさしをとりだした


「僕は僕」


そういうとアリさんは大きな声をだして、ほかのアリさんを呼んだ


「おーい!みんな、ここにお菓子が落ちてるぞ!みんなで運ぼう!」


大勢のアリさんがやってきて、1匹のアリさんに感謝した


1匹のアリさんはどこかへいった


散歩を続けていると、カメレオンさんと出会った


「どうして、君はみんなのマネをするの?」


カメレオンさんはこたえた


「どうして、みんなに合わせちゃダメなの?」


カメレオンさんは舌をだした


それはものさしだった


「僕はぼく」


そういうと、カメレオンさんの周りには

悩んでる生き物たちがやってきて、たくさん話をした


カメレオンさんがお話を聞くと、その悩んでいた生き物たちは

笑顔になって帰っていった


散歩を続けていると、蝶さんに出会った


「どうして、ひとつじゃなくたくさんのお花たちの蜜を吸うの?」


蝶さんはこたえた


「たくさんはダメなの?」


蝶さんはハートのものさしをとりだした


「わたしはわたしなの。あなたのものさしではからないでちょうだい」


そういうと、蝶さんはひらひらと飛んで

お花さんたちと会話し、癒しと元気を与えた


まだ散歩を続けているとハリネズミさんに出会った


「どうして、君はいつも1人なの?」


ハリネズミさんはこたえた


「いつも1人でいたらダメなのかな?」


ハリネズミさんは綺麗なガラスのものさしを取り出した


「わたしはわたしなんだ」


そういうと、ハリネズミさんが描く絵を


たくさんの生き物たちがみにきた


ハリネズミさんはいった


「いろんな、ものさしがあって面白くない?」


そういってハリネズミさんは去っていった


家に帰りながら考えた


( ぼくはどんなものさしをもっているんだろう )