• 秋月 偲希

【かたな】

ぼくの刃は人を傷つけてしまう

だから、ぼくは誰かを守るために自分自身をつかおうとおもった

守るだけの刃


それでも、刃は弱っていくんだ

どんどん、どんどん弱っていく

誰かを守ってるようで誰も守れてないことに気が付いて

守っていたとしても、それが無駄だったことを知って


それじゃあ、自分のためだけに自分自身をつかおうと思ったよ

でもね、どうしてか頑張れないんだ

誰かのためじゃないと頑張れないことに気が付いた


誰かがいないと、ぼくは存在しない

そして、ぼくは誰かから出来ている


誰かって、いったい誰なんだろう…


誰でもいい誰かだから、強くなれないのかな?


ぼくの大切な人のためなら、

どんなに刃を痛めようがぼくは耐えられる


ぼくの大切な人のためなら

ぼくの刃で誰かを傷つけられる


それくらい思える大切な人

ぼくは何人いるのだろう?